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一昨日の金曜日、やっと少し時間がとれたので Kとふたり、戦後の日本の復興の歴史を辿ろうと 写真展に行くことにしました。 目的地は清里フォトアートミュージアム 「日本の自画像」展(・・写真が描く戦後)です。 カーナビをたよりに、いざ、出発! 中央道に乗り、須玉で降りて141号線をとろとろ走り 清里に入ってしばらくして左に曲がります。 細い田舎道がくねくねと続きます。 「ちょっと、カーナビ大丈夫?間違ってない?」と首をかしげながら 普通の村を抜け、やっと山道に出ました。 その山道もあまりにも普通。 大丈夫かなあ・・・・・とますます不安が募った頃、 四角いコンクリートの建物が見えてきました。 山の中に迷い込んでぐるぐる廻ってたら、突然文明が現われた、という感じでした。 何の変哲も無い小さなコンクリートの駐車場。 愛想の無いミュージアムの入り口。 ところが! ドアを開けたとたんに眼に飛び込んできたものは・・ 美しい緑、降り注ぐ光・・・林です^^ 「これは、写真展どころじゃない!」 受付には目もくれず、ガラス戸を抜けて庭に出ました。 Kは不満顔。 「ねぇ。写真。。。。。」と言うKをしりめにしばらく庭を鑑賞しました。 「ねぇ、ねぇ。これがブナ!」 「こっちこっち。 これがコナラだって!」 成長したブナとコナラを意識して眺めたのは初めてです。 八ヶ岳クラブまでコナラとブナを見学しに行かなきゃと思っていたのに その必要はなくなりました。 「みてぇ。 巣箱。 かわいいねえ~^^」と、一人で興奮する私。 付き合ってくれる親孝行なK^^ 「ちょっと、これも撮って。」 「なに、これ?」 「ええ~~?オダマキでしょう?咲いたら綺麗でしょうね。」 「ふうん。雑草かと思った。」・・・・・なんという温度差 それでもカメラを持ってこなかった私のために携帯で何枚か林の写真を撮ってくれました。 良い娘だ^^ 写真展ですか? 見ましたよ。 う~~~~~~ん・・・・ 私の戦後は見つかりませんでした。 写真は当代一流の日本の写真家達によるもの。 でも沢山の写真の中から厳選したのはヨーロッパのプロ。 編集された日本の敗戦と復興の姿は外から見たものになっていました。 「日本人の心は日本人にしかわからないんだろうな。」とちょっと寂しい気がしました。 この写真展はこの後、ヨーロッパ各地を廻ります。 「これは、自画像ではない。」と、敗戦後の日本を記憶している私は思いましたが、 人それぞれ、それぞれの記憶があるんでしょうね。 あまり大きな声は出さないようにしましょう
by school-t3
| 2010-08-22 10:50
| ちょっとそこまで
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